この物語の主人公。１５６ｃｍ(自称)を誇る球界最小投手。打撃自慢の
北海農業大学付属高のエースとして同校を北海道勢初優勝に導いた左腕でもある。
ドラフトには掛からなかったものの、新規参入球団の静岡オージーウイングスの
極秘トライアウトを経て、プロ入りする。現時点で戦力になるかは疑問。

ウイングスが自由獲得枠で獲得したサウスポー。後に主席で卒業する超インテリ大学の
東応大野球部を５９年振りの全国大会決勝まで導いた。頭脳派ピッチングが持ち味の天才型。
帝都６大学リーグで葉山や今井らと闘った。チームでは左のエースとして期待される。

ドラフト４位指名を受けた女性投手。男勝りの速球と鋭く曲がるブレードスライダーを
投げ分ける本格派。大学時代は花冠大に所属し、帝都６大学リーグで空閑や今井らと
闘った。不破で遊ぶのが楽しみになりつつある。

広島一筋１６年だったが、新球団への協力したさから志願移籍してきた。
チーム最年長、初代の選手会長に任命される。連投の利く先発投手としては
日本球界恐らく最後の投手だが、時にはリリーフもこなす。
無類のタフネスとコントロールを誇り、チームを牽引する。

巨人にドラフト１位で指名されたが、飼い殺しの憂き目に会い、解雇。
その後、横浜に拾われ二桁勝利をあげるが、２００３年度シーズン途中の試合中に
大怪我をして戦線離脱。その後遺症で２００４年は登板すら無し。
再び解雇されるが、政明が密かに目を付けて交渉していた。
ウイングスの極秘トライアウトを経てから入団を了承と言った頑固者。

鳥栖神南高校出身で甲子園には縁がなかったが、１５０キロの速球は魅力。
しかし、コントロールが皆無である。案の定ドラフトに掛からなかったが、
新規参入球団の静岡オージーウイングスの極秘トライアウトを経て、プロ入りする。

プロ入り３年目。過激なパフォーマンスが原因でパワフルズを解雇された。
そのパフォーマンスが観客を呼べると考えた政明が拾った。
無類のガン○ム好き (最近やってる奴)で仕事よりそっちを優先する事もしばしば。

あおいとともにプロ野球界初の女性選手。帝王実業からヤクルトにドラフト８位で入団。
彼女も立派な「猪狩世代」の一人。アンダーから放たれ、ホップするストレートが
滑空するツバメが上昇する様に似ているので「グライドスワロー」と名付けられた。
中継ぎ層の厚いヤクルトからウイングスに無償移籍してきた。
新チームでは恐らくクローザーを任される事になる。

オーストラリア出身の１９歳。地元の短大を卒業後、出稼ぎ目的で来日。
たまたま草野球をしていた所に政明が通りすがり、実力が判明した後に獲得。
実はアテネ五輪代表でもあり、予選・本選で長嶋ジャパンに土を付けた唯一の投手。
無類の忍者マニアで、今でも日本には忍者がいると信じ込んでいる。
大きく外れたアウトコースからとんでもない変化でストライクゾーンに入ってくる
ブーメランスライダーが武器。

ウイングスが自由獲得枠で獲得した。明京大出身の大学ナンバーワン捕手。
帝都６大学リーグで空閑や葉山らと闘った。リードは投手の長所を最大限に生かすような
細心の理性モードと野球のセオリーを全く無視した野性モードがある。

太宰府水城高校出身で３年の夏に甲子園の一回戦で不破と戦って敗北。
そのせいでドラフトから漏れたものの、新規参入球団の静岡オージーウイングスの
極秘トライアウトを経て、プロ入りする。スラッガーと言う触れ込みだったが、
獲得してみると中距離ヒッターと言う事が判明。目指すのは同じセカンド出身の立浪(中日)選手らしい。

いわゆる「猪狩世代」の一人で、オリックスに所属していた。２００４年度はシーズン途中まで
ブッチ切りの首位打者におり、松中の三冠王を唯一阻める立場にあったが、折からの
球団合併問題に嫌気が差してしまい、首位打者を放棄した。その割にはきっちりと１９８本の
最多安打王を獲得している。シーズン終了後は合併球団のプロテクトに入るが、
「プロテクトに入れたら引退してやる」と、球団を半ば脅迫。後に退団し、ウイングスに
志願移籍した為にオリックスファンの心象が最悪の状態。「イチローの後継」の呼び声も高い。

こちらも甲子園とは縁のなかった織豊商業高校出身で当然のようにドラフトに掛からなかったが、
新規参入球団の静岡オージーウイングスの極秘トライアウトを経て、プロ入りする。
５０メートルを５秒５で駆け抜ける俊足だが遠投が５３メートルと言う極端な能力の持ち主。
外野コンバートやスイッチ転向等を自発的にやるが、守備テストで落球、打撃テストでは
サウスポーの空閑相手に元々の左打席に入るなどと言った目的意識が足りてないようだ。

猪狩世代の一人で東京生まれの関西人。「打撃がこれ以上向上しない」と、
ダイエーホークス(現ソフトバンク)を自由契約になってしまった。
その後、政明の呼び声に応じウイングスに入団。
守備に関する事なら一級品。都と同じ帝王実業出身。

寒雷大の三本刀の一人。帝都６大学リーグで空閑や今井らと闘った。
無骨なサムライバッターで、王貞治の一本足打法でライナー性の当たりをフェンスまで放つ。
その為、弾道を極力上げないようにしている。

人呼んで「ミスター意外性」、ドラフト６位で指名された。
人が期待しない場面で打ち、期待している場面で凡退する事からこの呼び名になった。
空閑や今井達と同じく帝都６大学リーグ出身。